ひな祭りなどのときによく作る料理が「ちらし寿司」ですよね。
基本的に、酢飯に切った材料を混ぜ合わせるという、比較的シンプルな料理です。
ただ、味付けとなると地味に難しく、うまく作ったはずが味見してみたらなんか味が薄い・・・ということもよくあります。
そこで、ちらし寿司の味が薄い場合の対処法を紹介します。
ちらし寿司の味が薄い場合の対処法
ちらし寿司の味が薄いときの原因は、だいたい酢飯の味が薄い場合が多いです。
たいていは、酢飯に入れる酢が少なかったため、味が薄い酢飯になってしまっています。
では、完成したちらし寿司の味が薄い場合には、どうすればいいかですが、
酢を追加して混ぜるというのはあまりおすすめできません。
うまくいく可能性もありますが、調整が難しいのでより失敗するかもしれません。
1つの方法としては、味の濃い具材を追加するという方法です。
味を濃くできる具材としては、油揚げがいいでしょう。
油揚げを味を濃いめにして、酢も少し加えておきます。
これを後から混ぜると味を少し濃くすることができます。
また、塩を少し混ぜるという方法もありますし、
すだちを絞ってみるのもおすすめです。
ただし、味が薄いからといってやりすぎは注意です。
試すのは少しずつにしましょう。
失敗しない酢飯の作り方
美味しいちらし寿司のポイントは、酢飯にあります。
酢飯がうまくできないと、美味しいちらし寿司はできません。
そこで、失敗しない酢飯の作り方を紹介します。
米は粘りの少ないものを使う
最近主流となっているお米はだいたいもっちりした食感のものなのですが、
酢飯には粘りが少ないお米がおすすめです。
理想としてはササニシキなのですが、最近あまり売っていないので、ななつぼしがおすすめです。
ご飯は水を少なめで炊く
酢飯にするご飯は、普段より水を少なめにして炊きましょう。
ちらし寿司は、ご飯に酢を加えるので、普段と同じ水量にすると、ベタついてしまいます。
炊飯器の釜に酢飯用の目盛りがあれば、それに合わせるといいでしょう。
もし目盛りがない場合は、普段よりも2~3mmぐらい水面が下になるようにします。
純米酢を使う
酢飯を作る場合、レシピなどには酢としか書かれていない場合が多いのですが、酢といってもいろんな種類があります。
どのお酢でも酢飯は作れますが、美味しい酢飯にするのなら、純米酢がおすすめです。
昆布を加える
酢も市販のものをそのままでもいいのですが、昆布などの旨み成分を加えるとより美味しくなります。
お酢の中に5cm角に切った昆布を入れると、より風味がよくなります。
また、ご飯を炊くときに昆布を入れて炊くのもおすすめです。
ご飯とお酢は切るように混ぜる
材料を揃えても、混ぜるのに失敗すると酢飯がまずくなってしまいます。
まず炊きあがったご飯は、蒸らさずに木桶などに入れて酢と混ぜます。
この時、ご飯を混ぜすぎると粘りが出てしまうので、ご飯をしゃもじで切るイメージで、うちわであおぎながら、お酢と混ぜます。
ご飯を蒸らさずに混ぜたほうが、ご飯が酢をよく吸収するため、炊きたて直後にお酢と混ぜましょう。
まとめ
ここまで、ちらし寿司の味が薄い場合の対処法について紹介しました。
後からでも多少は調整できますが、最初からうまく酢飯を作ったほうが失敗しにくくなりますので、しっかり準備しておいてください。